普段利用しているデイサービス施設にお泊りしたりすることもできます。
それが「お泊りデイサービス」です。
とはいえ、ショートステイ施設のように宿泊に特化した施設で行うサービスではないため、
以前はプライバシー面や安全面等から多くの問題が指摘されていました。
しかし2015年4月に、お泊りデイサービスに関する国のガイドラインが厚生労働省より発表されたことにより、問題の多くは解消されてきています。
ここでは、お泊りデイサービスのメリット・デメリットについて説明していきます。
メリット
メリットは大きく分けて2つあります。
慣れた環境に宿泊できる
ショートステイの場合、環境が変わって落ち着かない方もいらっしゃいますが、お泊りデイサービスの場合は、なじみのある施設や職員がいる場所を利用しますので安心感があります。
予約が取りやすい
ショートステイは、人気の高い施設になると希望の日に予約を取るのが難しくなってしまいます。
しかし、お泊りデイサービスの場合は、実際にデイサービスを利用されている利用者さんに限っているため、予約が取りやすいです。
デメリット
デメリットは大きく分けて3つあります。
全額自己負担となる
ショートステイは介護保険が適用されますが、お泊りデイサービスは残念ながら適用外です。
各施設が設定した料金が適用されるので、施設によっては高くなります。
とはいえ、リーズナブルであることがほとんどです。
原則として短期間の利用のみ
緊急時や短期間の利用が基本なので、利用日数に上限が設けられているところがほとんどです。
プライバシーの確保が不充分なケースがある
施設そのものが、宿泊のために作られているわけではないため、プライバシーの面で不安があるところが少なくありません。
個室宿泊ではなく、日中に利用していた空間をパーティションで区切って寝るといった形になることが多いです。
お泊りデイサービスの最大のメリットは、やはり「慣れ親しんだ施設で宿泊ができること」でしょう。
介護保険は適用外となっていますが、予約も取りやすいので上手に利用してご家族の介護負担も減らしていきましょう。
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